2010年12月18日土曜日

キャナルシティに IMAX 3D がやって来ました。TRON LEGACY

本日12月17日はTRON LEGACYの公開日。



そしてなんといっても福岡(九州)初のIMAX 3Dシアターの初日です!これでわざわざ大阪まで観に行かなくて済みます!。満席かつ混雑してるだろう~と思って一時間前にキャナル入りしましたが・・



アレ?

初日・金曜の夜だというのに福岡ってこんなもんですかね・・。



TRON LEGACY -- 第1作のTRONはなかば忘れ去られた作品ですが、ストーリーも芝居も重要ではなくて、透過光エフェクト・CG・ワイヤーフレームのみを楽しむ、ある意味原始的でピュアな作品です。80年代そのもの。単色の明滅ってのは、当時のFL(VFD-蛍光管)ゲームと通じるものがありますね。(TOMYのTRON)



TRONのテイストって、真っ暗なゲーセンでゲーム画面が怪しく光ってる。80年代のゲーセンのイメージです。本作もまったくその路線を継承しており、ストーリーも芝居もおまけ。フェティッシュなまでに透過光(を模したCG)・ワイヤーフレームを多用しているので、その筋の方は大満足でしょう。

主人公のサムが寂れたゲーセンの電源を入れると、数十台のアップライト筐体のゲームとジュークボックスが立ち上がる。1台これでした。




Route 16ってマイナーなゲームですけど、1981年だから時代考証にあってますね。しかもヒロインのクオラが乗ってる4輪車がこの形をしてるという凝り様・・。どっちかというとnamco ラリーX(1980)の車の形ですが。

ジュークボックスでかかってたSweet Dreamsは1983年だからTronより後なんだよね。※古いジュークボックスはあんなにHi-fiで鳴りませんからね。もっとヘロヘロな音です。埃を被ったMattelのLEDゲーム(バスケ?)が置いてあったり、ともあれ80年代へのオマージュが詰まった作品ですね。うんうん。

肝心の映画としては・・現実世界はすべて2D撮影で非常に退屈。ディズニーは野外用の3Dカメラもってないのかな?

しかし、サムが電子世界に入ってからは一変します。重層的な3D、ガラスのように壊れるキャラクターなどフェティッシュに追求した質感。女性陣のクオラやジェムが大変美しいですし、シアターが壊れそうなくらいの重低音。『表面的な3D』をぜひIMAX3Dで観てみてください。表面的な表現こそがこの映画の中身ですね。



<追記>
透過光・そしてバイクが疾走するというとBLASSREITER。TRONへのオマージュとしては先駆ですね。監督はマクロスで有名な板野一郎さんです。

2010年10月10日日曜日

NHK今日の世界 ソニー・ロリンズインタ ビュー Sonny Rollins Inteview on NHK



丁野奈津子キャスターの流暢な英語・気持ちの入ったインタビューに感心。結構この番組って進行がガチガチで硬すぎるな~っていつも思ってますが、全然違ってよかったです。市瀬さんは生でもスタジオにいるみたいな感じですね(汗・・生粋のNHKマン。以前たしかワールドカップの時期にポルトガル語かスペイン語でバシっと現地と会話してたのが印象的でした。えっとロリンズの話は・・っと。あくが抜け切って澄んだ水のようですね。すでに解脱の境地。

2010年5月10日月曜日

寺久保エレナ

寺久保は bird じゃないです。寺久保です。

寺久保エレナ 高校生だから、女だから凄いんじゃありません。全然バードの再来じゃありません。寺久保だから良いんです。それだけ。

寺久保 North bird ってタイトルは本当にひどいな。パーカーをbirdって言うのも嫌いだし、パーカー芸者なら矢野ひとりで十分でしょ

寺久保エレナがパーカーの再来?、矢野がキャノンボールの再来? とか書いてる人がいる。そういう人達がジャズと若い才能を殺していくんですよ。

寺久保エレナ これからこれから新譜のプロモーションでメディアと親父どもに不本意なレッテルを貼られてで翻弄されるでしょう。そんな下らないことに付き合ってないでさっさとアメリカに行くべきだ。

寺久保は bird じゃないです。寺久保です。

2010年5月2日日曜日

ヴァイオリンによるFlorent Schmitt Legende op.66

Florent Schmitt / Legende op.66のヴァイオリン版です。





フローラン・シュミット/レジェンド(伝説)といえば説明不要のクラシカル・サクソフォンのレパートリーですが、独奏楽器にはヴァイオリン・ヴィオラも併記されています。ヴァイオリン/ヴィオラ版の印象はやはり格段にダイナミックである、ということでしょう。サクソフォンの倍の音域で上昇下降し、しかもトレモロを使うケースが多いので音数も倍以上になります。



1918年といえばSigurd Rascherはまだ11歳。Vincent Abatoは生まれていません。当時(1920年前後)のサクソフォンはフロントFはそろそろ標準装備されている時代ですが、アルティッシモは一般的ではないですし、Eliza Hallはアマチュアの好事家ですから難易度も考慮されたのではないかと思いますが、東洋的で奇数連符が乱立するこの曲はサクソフォン版であっても決して平易な作品ではありません。

難易度から言うとサクソフォンがリダクション版ということになってしまいますが、開始6分前後・・再現部直前の全音域のアルペジオはCis-Gisで当時のサクソフォンの音域と一致していますから、あくまでサクソフォン版が基礎なのではないか、と思います。委嘱に際して、ヴィオラ・ヴァイオリンの為にも書いた理由はなんでしょうか?演奏対象を広げるため、出版社の意向、サクソフォンの限界に対するフラストレーション・・。いずれにせよ、ヴァイオリン・ヴィオラ版がサクソフォンの音楽的・器楽的な限界を遥かに超えた高いハードルであることは間違いないでしょう。

ヴァイオリン版は基本的にはヴィオラと同じですが、音域が異なりますのでオクターブ高い場所が多数あります。音のふくよかさはどうしても少なくなりますが、再現部直前のクライマックスが象徴的です。



当然のトレモロでの急降下、そして最高音gisは煌くようなフラジオレット・・・霧深い山中で突然稲妻が走り木が真っ二つに裂けたような情景が浮かびます。

また、一部ヴィオラ版にもない音型があります。最終3小節のDGECAFの下降分散和音。これが2オクターブにわたって2回繰り返されます。最後の音型はD-A。最後のAはサクソフォン版は休符が入ってオクターブ上がります。



またこの下降音型は、ハーフ・スタッカートなのですが、ヴァイオリン版で聴くと『ああ、この音の長さなのか!』と納得させられました。弓を離して余韻が残った長さなのですね!サクソフォン奏者の多くはテヌートにしか聴こえません。聴きなれたサクソフォンで感じていた、なんか不自然に平坦に感じる場面とか平易な曲に聴こえてしまう原因が分かった気がします。

サクソフォンで3度も録音しているClaude Delangle氏は興味深い試みを行っています。たとえば、こちらの箇所はヴァイオリン/ヴィオラ版は5度になります。



この箇所はサクソフォンでは4度ですが、Delangle氏は"Under the sign of the sun"収録バージョンでは5度で演奏しています。曲の最終音のAはヴィオラ版同様にブレスを挟まずオクターブもそのままで演奏しています。その他の部分はオクターブ上げたりはしていませんので大きな印象はかわりません。

やはり、ヴァイオリン版は無理としても、ヴィオラ版通りに演奏することはアルトサクソフォンでは不可能でしょうか?練習番号11-2小節目のAis-(アルトサクソフォンでトリプルハイG)・・。楽々とは言わないまでも現在のトップ奏者では音域的には問題ないでしょう。Delangle氏は同じCDのイベールにおいて、ラッシャー原典のadlib完遂という最高難度をクリアする快挙を成し遂げていますが、Legendeでは音域は手付かずです。

音域・フレージングとしても簡単ではないと思いますが、少なくとも各所に出てくるトレモロは可能です。チャレンジする奏者はそろそろ出てきてもおかしくないですし、10年後にはヴィオラ版によって演奏するのが標準になっているのでは・・と想像しています。

2010年4月21日水曜日

台湾製サックスについて ~ 雑感

台湾製のサクソフォン、かつてちょっと追いかけた時期がありました。最近はどうかな?と、久しぶりに検索してみるとPaulMauriatは国内収束の様子ですね。ちょっと雑感を書いて見たいと思います。

2007年末ににソプラノをかなり試した時期がありました。最初はマルカートのストレートソプラノ。音程も音色も良かったのですが、粘りの少ない薄い金属の管体でした。許容量がないので音色に限界がありましたが、もともとそういうモデルですのでOKだと思いました。

次に購入したのはシューガル・カーブドソプラノ(台湾製かどうかは未確認)。



ブラックニッケルでカッコいいです。写真はHi-Gなしのモデルですが、私が購入したモデルはHi-Gキー・キー各所に調整ネジが付き、ネック内径のエッジにテーパーが付けてありました。ニヤリ、とするマニアックな仕様なのですが、肝心の管体がマルカートと同じく粘りのない薄い金属でした。地金をみるにまるでホームセンターで売っているパイプのようです。ブラックニッケルとはいううものの、プレートというよりは塗装。もちろん音もそれなりなのですが、作りが悪い、というよりは技術はある人間が作った安物なんですね。THE SUGAL SERIES III


次はアンフリー・カーブドソプラノ(サテンGP)です。


これは非常に作りが良く、キーの成型具合・フィニッシュについても国内メーカーと比べても遜色ありません。管体は厚く、国産ソプラノよりも重いくらいです。音もかなり太い。ただ残念なのは、音色に柔軟性がない。管体も分厚いのですが素材はあまり良くないようです。第3オクターブが出づらい。楽器としての作りこみの過程は省略しているのでしょう。もったいないですが楽器としてまったく不十分でした。www.greatmind-sax.com

最後はキャノンボールのBigBellRavenです。



有名ブランドであり他の台湾製の倍の価格です。なんかアンフリーの写真とシルエットが似ていませんか?実はこのRavenとアンフリーは、管体(寸法・スケール)・キーの寸法が全く同じです。同じ部品ではないですが、少なくともコピー元が同じということです。



Ravenは柄物の指貝・Hi-Gキー・装飾ネジを装備しています。ケースは全く同じもので、Ravenは爬虫類柄になっているだけです。管体の素材は乾いた・軽い・薄い感じです。安い管体なのか?ノーコメントですが音はやはりペラな乾いたかんじです。でも、それを生かしたプレイをされている方もいますので、OKということにしておきます。

果たしてパーツと色を選んで発注するだけで楽器になるのか?キャノンボールもポールモーリアも単なるビジネスブランドであり、メーカーではないといことは留意すべきです。

台湾の工場は技術は十二分にあるのですが、外観だけの綺麗な安物も含めて海外企業の言うとおりに作っているだけです。欧米日本のミュージシャンや楽器店が長期で関わっているものは良い楽器になる可能性を秘めていると思います。しかし、それはネットワークビジネスまがいのエンドーサーを沢山用意することとは全然違います。

ただし、ミュージシャンの視点で管体の素材と設計変更に費用を掛ければYAMAHA62が買える値段になってしまうでしょう。私は何本も買い換えたあげくに結局最初からヤナギサワにして於けば良かったということになってしまいました。最初から答えは出ているのですがやっぱり消費者は惑わされてしまいます。

問題があるとすれば台湾の工場ではなくて、そういう楽器を作らせている海外の企業が悪いということでしょう。いつの日か、台湾の工場が自前の音楽的なコンセプトで楽器を作り始めたら、そこで初めて本当の楽器になるのかもしれません。

Paul Mauriatは海外では結構人気でステンシル 探しも盛んみたいです。Cadesonも同じ工場だそうですね。Saxontheweb Paul-Mauriat-Saxophones

P.Baroneを買った人が82Z売り払うですか・・・。誰か試して見てください!もしかしたら凄い楽器なのかも・・。

2010年4月6日火曜日

大阪デフレツアー 2010年3月

3/10(wed) 22:00 博多駅筑紫口 高速バス乗車口。

季節外れの大寒波でしたが、この時点で福岡は星が見えており翌日は晴れ。ということで、乗車決定(甘かった)。

3/11(thu) 6:00 まだ山口県。放射冷却により道路凍結。万事休す。


大きな地図で見る

微弱な電波でなんとか位置確認・・・宇部市。JR新山口駅にたどり着けば新幹線があります。無理を言ってひとりだけ途中下車。床波駅の場所が良くわからず困っていたところ、地元の高校野球少年が案内してくれました(感謝!)。



こんな景色が見れて結果オーライ・・実は私、前回も東京高速バスが山口でエンストして3時間遅延した前科があるのです。懲りてねぇ・・というかオレのせい?

3/11(thu) 10:30 大阪着。

淀川河川敷はすごく広いのですが、テントを張って住んでいる人が沢山見えますので楽器を吹く場所はなかなか見つかりません。テントからピリ(韓国のひちりき)のような音が聞こえました・・生ではなくラジカセかな? 箱崎も半島の人は非常に多いのですが大阪もそのようですね。



市営地下鉄中島南方駅近隣。福岡の干潟も再生してほしいです。

3/11(thu) 13:30~16:30 アバター鑑賞 @109シネマズ箕面



Kurtのライブは18:00開場。それまでにホテルにチェックインして、休まなければなりません。御堂筋線一本で梅田までもどり、ホテルはでライブに歩いていける距離に取ってあります。ところが、梅田近辺の分かりにくいこと・・・。ホテルにたどり着くのに40分もかかってしまいました。しかもホテルは不在時にブレーカーが落ちるというクソ仕様・・!ノートその他の充電がでけん。まあ他の設備は良かったんですけども。

3/11(thu) 18:40・Kurt Rosewinkel Trio @Mr.Kelly's

3/12(fri) 8:00 デフレツアーの締めは大阪~箱崎の12時間


全般にはひどく退屈なルートです(とくに姫路~岡山)が、広島県に入ると海沿いを走るようになり、糸崎は視界も開けて各種船舶の往来も見える美しい漁港です。山陽本線では山あいを通るのですが、呉線に乗り換えて海沿いを通る方が景色は綺麗だろうと思います。山口県柳井市附近も大変美しいです。

計画では宿泊・交通費・チケット2種含む22750円。新幹線の13000が痛かった・・

2010年4月5日月曜日

Kurt Rosenwinkel @大阪

Kurt Rosenwinkelはギタリストというよりは音楽家。今後10年のジャズをリードする存在だと思います。

既存の和声感覚を飛び越えた楽曲に加えて、普通のギタリストだったら捨ててしまうような練れていない音や表現も使います。一番近いのはウェイン・ショーターと言うことになると思いますが、原色の嵐のようなウェインの浮遊感に対してKurtの浮遊感は墨絵のごとく、霧の中を往くような浮遊感です。陰陽とすればKurtは果てしなく陰・・だと思いますがもちろん前向きな音楽です(でもかなり内向き)。

今回は、リーダーとしては初の来日とのことです。
"Reflections"発売後のツアーということでトリオで来日。



Mr.Kelly'sは大阪駅に程近い小さなライブスポットです。高速バス・新幹線を乗り継いで、他の所用もあって辿り着きへとへとでした。でも楽しく聴くことができました。ステージ最前列の右側。同席の高校3年生くんとつまみを分け合いながら談笑。アコギでジャズを勉強してると言うガッツな男の子でした。

ドラムの真ん前なのでで心配しましたけど音は大きいのに全然うるさくないんです。Kurtの指使いも良く見えました。むしろギターに近い左側だと指板が見えないでしょうね。バランスも最高でした。

不完全なセットリスト(どなたか補完していただけるとうれしい!)
1st - 1-backup 2-rubymydear 3-invitation 4-howinsensitive 5-milestone 6-fall 7-oleo
2nd - 1-boplicity 2-? 3-? 4-reflections 5-inner urge



マイクは立てませんが歌ってます。"Reflections"では声は録音してませんでしたけど歌は封印したわけではないんですね。客席のコーヒーカップやスプーンが共振するとそっちをチラチラ。あーやっぱ神経質、とおもいきや、それを自分で手を伸ばして置きなおす。クスっと笑いが出るわけですが、神経質で笑いをとるのもカートらしいですね。プレイ中は15fpsぐらいでマバタキ・・やっぱり神経質。

ソロの爆発度は90%ぐらいでした。トリオだと、テーマもコードも一人。どうしても制限があると思います。クインテットで来日希望(もちろんMark Turnerで!)!。

2010年4月4日日曜日

Yashica Lynx1000

Yashica lynx1000(1965年)。露出計が死んでいるのですがフルメカですので電池無しでもOKです。



色々買いまくっているようですが、ミノルタもこれも2000円なので・・。

フルマニュアルのフィルムカメラが初めてなので苦戦してます。



ミノルタハイマチックEが賢くて失敗がなかったぶん、難しい~!
フィルム4本費やしてやっと撮れるようになりました。

箱崎~折尾(折尾駅 ねじりまんぽなど)です。








2010年4月2日金曜日

菊地成孔 『わたしが子どもだったころ』(NHK)

テナーを抱えた男が暗いビルの階段から静かにやってきて、その音と共に回想が始まる。



私にとっては謎なサックス奏者・・菊地成孔(きくちなるよし)さん幼少時代の回想録です。奏者としてはブレッカー的なボストバップなスタイルで、音はかなり綺麗にまとめる方だなと思いました。むしろ音より文字媒体に名前を見かけることが多く、なぜかフランス語がいろいろ出てきたり・・。いまだに謎の存在であります。

歓楽街の定食屋の息子で上智大学出身・・・しかもあの、菊地秀行の実弟とは驚きです。名前も『孔子に成る』ですから、かなり教育水準の高いご家庭だったと思われます。あまりそのあたりは映像では感じられなかった部分ですが。

幼少の菊地さんは歓楽街で人気の出前少年。
子役の子が菊地さんによく似ていてまた切ない表情をするんだな。



出前先のストリップ小屋でお菓子をもらうんですが、個別包装なクッキーなんて平成にはいってからやろー!と突っ込みたくはなるんですが、雰囲気は良く出ています。バーテンさんもカッコいいんですが、コカコーラのロゴが消してありますが、サントリー角瓶のラベルがそのまま、ちょっと不思議。



俯瞰的なサックス奏者・・。単に吹きたい物を吹くのではなくて、自分を客観的にみてこういう位置づけで見せたい、というか。自分のプレイも一つの要素として見ている感じが。冒頭の楽器をセッティングするシーンとかも相当にナルシスティック。Body and soulをラバーのマウスピースでオーソドックスに歌ってます。今回の音は大変温かく感じました。お話も率直で。

さて、ストリッパーの一人は、なんと烏丸せつ子さんです。



ところが懐かしさも束の間。そのストリッパーに手篭めにされそうになる小学生がで嘔吐で反撃・・。ここのところのNHKのサックスの扱いはちょっと異常です。うーん・・

2010年3月29日月曜日

大石将紀 『ガーデン・オブ・ラブ』 を見る(NHKBS)

パリ国立高等音楽院出身のサクソフォン奏者、大石将紀さんのスタジオライプが放送されました。



以前、平野公崇さんのバッハプロジェクトもこの枠だったのですが、NHKはどうやらサクソフォンに『寛容』なテレビ局のご様子。

大石さんのプログラムはブリテン、カプレ、ダンディの古典的な曲と、フェルドハウス『ガーデンオブラブ』などの同時代作品を織り交ぜたもの。フェルドハウス・藤倉作品はビデオアート・電飾を含むスタジオセットもシンクロ。大変意欲的な企画になっています。音響処理がしてあるのかもしれませんが、スタジオの音響もサックスにぴったりで大変良い音で収録されています。

マイナーな楽器によるマイナーな作品群なのですが、平野さんのバッハも非常に特殊な解釈で異端とも言える演奏でした。こういう企画を連発するNHKは凄いですね・・。


同時代作品よりも、むしろ古典の方に好感が持てました。見せ所の少ないダンディやカプレで深いタメを伴ったフレージングとリズム・・。緊張を切らさずに最後まで。素晴らしいと思います。ドゥラングル氏の芸風とそっくりではありますが・・。

昨今のサクソフォン奏者の演奏については別途思うことがあるのですが。それはいずれ書きたいと思います。

ミノルタ ハイマチック E

フィルムって味のある写真がとれるのかな~といった不確定な幻想があり・・
かつ昭和のカメラの質感にも魅かれていましたので買ってしまいました。



二重像を合わせてフォーカスするレンジファインダーカメラです。
露出はオートで、まだ生きてます。僕と同い年くらいです。

   

80cm位しか寄れないし動いてる物には弱いですが、
無限遠でのスナップはオートが賢いこともあって失敗が少ないです。


  

キャノンのフラットベッドでフィルムスキャンですが、解像が拾えていない感じがします。エプソンの方がずっと良いとの事ですが、まさかフィルムスキャンをすることになるとは夢にも思わなかったなぁ。

2010年3月22日月曜日

ウェルかめ 『峠の我が家』がサックスで!

TV予約検索でキーワードに『サックス』が入っているのですが、
NHKの『ウェルかめ』が予約されていました。どれどれ・・

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なんとサックスが King Super 20(with a sterling silver neck)!
King はCONN,Martin,Buescherと並ぶアメリカサックス黄金時代を代表するサックスでした。トーンホールもソルダードで、少し乾いたキレのある素朴な音がします。
※The Little Giant/Johnny Griffin なんかはKingのポテンシャルが炸裂!

曲は"Home on the Range/Foster"峠の我が家です。いやーまんまキングの音ですな。指もあってるし・・アンブシャー引き締まっていて良いです。

小道具のサックスなんて良くてYAS24ぐらいだろうしking、それも名機なんて使うはずないし江良潤さん、プロフィールにジャズが趣味・・とあるしこれは吹いてるな・・

と思いきや、指パクでした!関西で活躍する古谷光広さん。
ご本人の演奏・楽器、そして演技指導でした。さすがですね!

2010年3月15日月曜日

AVATAR - 遅ればせながら・・全フォーマット

アバターAVATAR 109シネマズ箕面で見てきました。
これで全方式・5フォーマット達成!

2D(天神東宝)
XpanD(ユナイテッド・シネマ・キャナル
Dolby3D(T-Joy リバーウォーク)
RealD(ワーナーマイカル・ルクル)
IMAX3D(109シネマズ・箕面)

WEBで予約の上、M列(上段通路前)中央で見ることができました。

I SEE YOU on Twitpic

サラウンドがきちんと定位していたのはここだけだったような気がします。
各スピーカーの音質・ウーハーももっとも上質。夜中にネイティリが倒したイヌの吐息はほんとにそこにいるかな?って効果でした。ただこの映画はカットが頻繁に変わりますからそんなにサラウンドが効果的な映画ではないと思います。一人称視点固定ゲーム(のような映画)だとこの劇場で見るとすごく良いとおもいます。

IMAX3Dについては、明るい・視野が広い・メガネが軽い・自然な発色・ちらつきゼロ&滑らか・ゴーストが少ない・・やはり全ての点で良かったです。ただし、別次元なのか?というと、提示する3Dの効果はかわりません。冒頭の冷凍睡眠カプセル区画で無重力状態のシーンでも実際に見ているような奥行きはない。人物や物体が平たく見えてしまう欠点も同様です。これらは撮影方法そのもの問題ですが、それを凌駕するようなものではない、と。

全方式見た感想としては、IMAX3D / RealDの2方式が弱点が少なく、XpanD / Dolby3Dの2方式はお勧めできない感じですね。ひょっとすると、同じ方式でも上映館によって設備とか運用に差があるのかもしれません。

RealDは明るさ・軽さ・発色・視野の広さなどが十分ですが、IMAX3Dはその全ての点で優れているだけでなく、ゴーストがすくなく音響も良い。ただ全国4箇所しかありませんので、RealDが近くにあればぜひお勧めします。

※ご参考 AVATAR ~3種類の3D方式で鑑賞・・


地下鉄御堂筋線~北大阪急行線・千里中央よりシャトルバスで10分。

2010年3月9日火曜日

セレブな3Dシアター・・・とは?

横浜に約半分のスクリーンが3D対応のシネコンオープンへ


横浜ブルク13。ブルク・・・ってブルックナー第9番?

とか思ってしまいますがドイツ語で『横浜城13室』。
別の建物みたいですがシネコンとのことです。

高級ホテル並みのカーペットを敷き詰めたラウンジ・ボックスシート
映画館にあるまじき素晴らしい眺望。まさにセレブリティ・・・

でもフレッシュジュースを作ってくれるのはアルバイトのおねーちゃん。
でもこのステータスならばホテルレベルのプロのバーテンダーが必ずどこかにいらっしゃる筈ですが実際はどうなんでしょうか。

13室中6シアターが3D対応という大変気合の入ったシネコンでありますがその方式はなんでしょうか・・



一番コストのかからないXpanD・・ガックシ。
このシアターのコンセプトがなんか良くわかった気がします。

※ただ新型のグラスのようで視野も広そうですので、従来の『暗くて重い』expanDよりクオリティアップしているのではないかと思います。ちょっとだけ期待・・・と思ったけどよくみると変わんないですね。ガッカリ

2010年3月8日月曜日

ひさびさのコーヒー

ひさびさに

豆を

炒りました。

やっぱ缶コーヒーよりおいしい・・

2010年3月2日火曜日

在りし日のフィルム・・


ダンチク(arundodonax リードになる植物です)


今津湾だったような・・多分。福岡市西区から糸島半島への入り口です。


これも。



10年ぐらい前かな? 写るんですしか持ってませんでしたが、ほんとに撮りたいものをとってた様な気がします。CANOSCAN 5200Fでフィルムスキャンしましたが、GTX-770あたりだともっと良いとの事。フィルムはじめたいなーと思い始めました。