2011年9月20日火曜日

AIZENブランドのサクソフォンについて

久々の更新です(^^)。マウスピースで定評のあるAIZEN (アイゼン)ブランドから、なんとソルダード(ハンダ付け)トーンホールのモデルがある、とのこと。手が掛かりますからフルートなら安いものでも70万円です。さて、ほんとかな?



これ、残念ながらソルダードトーンホールではありません。引き上げ(ドローン)音孔にリングハンダ付けしたものです。ロールドトーンホールの一種です。J.Keilwerthが始めた方式ですけど、当のカイルもソルダードトーンホールとは言っていません。

フルートでこんなことやってると相当な苦情が来ると思うんですが。サックスの場合はお客さんが初心者が多いのでわからないのでしょうね。

本物のソルダードトーンホールのサックスはこちら。King,Martin,Holtonなど、内壁がスパッと立ち上げるところに注目。これで音が締まるのです。 でもお金がかかります(^^)。フルートなら70万前後。現代サックスで私が知っているものは、ヤマハ旧YSS-875、柳沢SC-99系などの高音域は本物のソルダードで作られています(他にもあればお教えください)。



画像元はこちら。 ドローン(引き上げ音孔)式では壁は丸くなる写真もありますね。一番下にロールドトーンホール2種の解説もあります。

AIZENにはかなりガッカリしましたけども、企画もののサックスは大体こんなものですね。ただ、AIZENのサックスを本物のソルダードと勘違いして買っている方がいるとしたら可哀想ですね。(´・ω・`)。

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